通信最大手のKTが21日に明らかにした。1996年のムグンファ2号打ち上げ後の新たな衛星通信需要に備えたもので、地球上空3万6000キロメートルに投入される。通信容量がムグンファ2号の2倍以上で周波数出力が大きいため、安価な衛星網を構築し、国内に限定されていたサービス領域も日本や中国、台湾などまで拡大できるとKTは期待する。衛星は最終試験後に発射体に搭載され、最終発射地点の北緯0度、西経154度の太平洋公海上に移動される。
ムグンファ5号は打ち上げから4日後に静止軌道に入りアンテナと太陽電池板を開き、打ち上げから9日後に衛星中継機の軌道内性能試験を実施する。1か月後に京畿道竜仁からの地上管制を始め、性能試験が完了する4か月後には本格的なサービスを開始する計画だ。
このプロジェクトは軍民共同で推進されてきた。KTの商用通信中継機と軍用通信中継機を搭載する。
KTは先月、国防部とムグンファ共同管制に関する合意書を締結した。打ち上げから1年間は軍とKTが6か月ずつ管制を実施し、1年経過後はKTが管制を担う内容となっている。
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