「iKON」チケット応募倍率20倍、初のファンミーティングに日本ファンが大熱狂

YGエンターテインメント(以下、YG)よりデビューが決定している、新たな男性グループ「iKON」(読み:アイコン)が、5日(日)に大阪 堂島リバーフォーラムで初のファンミーティング「iKONファンミーティング日・中・韓グローバル投票」を開催。日本国内のファンを大熱狂させた。

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　彼らの所属プロダクションであるYGは先日、日中韓の三か国でファンミーティングを開催することを急遽発表。全世界のファンより注目を集めた。彼らが「iKON」としてデビューを果たすまでの軌跡を追ったサバイバルプロジェクト及び、その模様を放送する番組「MIX＆MATCH」(ミックスアンドマッチ)に参加するメンバー9人のYG練習生が参加する最初で最後のイベントとなり、グループメンバーとして正式にデビューが決定している「B.I」(ビィアイ、リーダー＆RAP)、BOBBY(ボビー、RAP)、キム・ジンファン(Vo)を除くメンバーから、新たな正式デビューメンバー4名を決定する投票も行う重要な一日であった。

　同会場のキャパシティが2000人であるにも拘らず、チケットのオープンと同時に約4万人のエントリーが殺到しチケットは即完。正式デビュー前の新人、ましてや正式メンバーが決定していないアーティストとしては異常なまでの人気を示した。

　当日は9人を待つファンの熱によって会場は埋め尽くされていた。17時になると「MIX＆MATCH」のタイトル映像が流れ、イベントMC 古家正亨の紹介によって、まずはB.I、BOBBY、キム・ジンファンの「iKON」メンバーとして確定している3名がステージに登場、真っ先に日本のファンとの再会できたことの喜びと、これから「iKON」のメンバーとして活動する意気込みを述べ、彼ら以外の練習生への応援を願う。

　3人の挨拶後にはいよいよ今回のグローバル投票の対象となる練習生、ク・ジュンフェ(Vo)、ソン・ユンヒョン(Vo)、キム・ドンヒョク(Vo)、チョン・ジンヒョン(Vo)、チョン・チャヌ(Vo)、ヤン・ホンソク(Vo)がステージに。緊張しながらも各々、流暢な日本語で自己紹介と挨拶、今回のファンミーティングと投票に参加する上での覚悟を述べた。

　いよいよ9人の「MIX＆MATCH」参加メンバー全員がステージに登場すると、各メンバーを呼ぶファンからの歓声は鳴り止むことなく会場に響き渡り、イベントは「TEAM B」名義で発表しているアップテンポな楽曲「JUST ANOTHER BOY」のパフォーマンスからスタートした。ダンス振り付けを担当したBOBBYが、会場のファンにも振り付けを教え一緒にダンスを踊る。メンバー9人も皆、笑顔でパフォーマンスを楽しみ、ファンのテンションと会場の一体感はMAXに。

　「JUST～」を披露した後は、メンバーが会場のファンから寄せられた質問に応えるQ＆Aコーナーに突入。これまでに張りつめた雰囲気の「MIX＆MATCH」番組内ではあまり知られることなかった、各々のパーソナルな情報も公開。何よりもメンバーとのふれあうことのできる希少な機会にファンは歓喜の様子。「iKON」と日本のファンの距離がどんどん縮まっていく様子が見て取れた。

　終始温かな雰囲気に包まれたファンミーティングもあっと言う間に終わりに近づき、最後に「JUST～」と同じく一足先に「TEAM B」名義で発表している楽曲「wait for me」を9人でパフォーマンス。この楽曲はTEAM Bが以前参加していたプロジェクト「WIN:Who Is Next」終了以降にも、自分たちのデビューを望み待ってくれているファンに向けてメンバーが制作したメッセージソング。今回は急遽サビの歌詞を日本語に変え、会場に来てくれたファン2000人に向け、メンバーは心を込め歌い自分たちの気持ちを伝える。楽曲の日本初の生披露にファンは皆真剣に聴き入り、中には涙を浮かべる者も多かった。

　パフォーマンスを終えると、メンバーはそれぞれの言葉で会場のファンに向けて感謝の言葉を述べ、「iKON」名義、メンバー9名が参加する最初で最後のファンミーティングは幕を閉じた。

　B.I、BOBBY、ジンファンを除くメンバーはこれからプロジェクトのルールによって、投票によって4人が正規メンバーとして選出され、残り2人はデビューすることができない。しかし、そのルールに対してのネガティブな感情はメンバーには無く、単純にステージを楽しみ、9人全員「iKON」としての活動を心から望んでいることが感じられる、前向きなイベントであり、結果的にどのメンバーが「iKON」になろうとも、世界中の音楽シーンを席巻するであろう、強力なアーティストになる強さをメンバー全員から感じることができる一日であった。