仁川アジア大会まで1か月　韓国は総合2位目標

【ソウル聯合ニュース】韓国・仁川で開催される第17回アジア競技大会の開幕が1か月後に迫った。大会期間は9月19～10月4日までで、アジア・オリンピック評議会（OCA）に加盟する45カ国・地域全てが参加する。
　28の五輪正式競技に野球、ボーリング、クリケット、カバディ、空手、セパタクロー、スカッシュ、武術太極拳を合わせた36競技で439個の金メダルを争う。
　韓国でアジア大会が開催されるのは1986年のソウル大会、2002年の釜山大会に続き3回目となる。スローガンは「平和の息吹、アジアの未来」。黄海の白ニョン島に生息するゴマフアザラシをモチーフにした「ビチュオン、バラメ、チュムロ」が大会のマスコットに決まった。
　今大会は第1回大会が開催されたインドのニューデリーで聖火を採火し、アジア大会の歴史と正統性を強調した。選手と役員約1万3000人、マスコミ関係者約7000人など2万人余りが参加する。
　中国の9大会連続総合優勝が予想される中、韓国は1998年のタイ・バンコク大会から5大会連続の総合2位を目指す。競泳の五輪金メダリスト朴泰桓（パク・テファン）や新体操の孫延在（ソン・ヨンジェ）らスター選手のほか、プロ野球選手が大勢出場する野球に大きな関心が集まると予想される。
　特に今大会は北朝鮮が選手団派遣を決定し、アジアだけでなく世界的にも注目を浴びている。北朝鮮は13日にOCAを通じ、14競技の選手150人を含む計352人の参加を申請した。