傍聴のため法廷に入る市民ら=(聯合ニュース)
傍聴のため法廷に入る市民ら=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の革命路線に追従し、非常時の韓国の体制転覆を謀議したとして内乱陰謀罪などに問われた左派少数野党・統合進歩党の李石基(イ・ソクキ)国会議員の控訴審が28日、ソウル高裁で開かれた。検察は地裁判決の懲役12年を軽いとして、一審と同じ懲役20年を求刑した。
 この日の公判で検察は、李被告が大韓民国を敵と規定する地下革命組織「RO」を通じて内乱を具体的に準備した点を考慮すると、一審判決は過度に軽いと主張した。
 また2時間半にわたり、ROの体系や活動内容、内乱陰謀の危険性について説明した。ROが昨年5月の会合で銃器や爆弾を入手し、鉄道や通信、ガス、道路網などに対する攻撃を具体的に謀議したと指摘。人命被害や社会混乱を引き起こす可能性があるだけに、厳しく処罰しなければならないとした。 
 内乱陰謀などの罪で李議員らは昨年9月に起訴された。今年2月の一審で裁判所は李議員に対する罪をほぼ有罪とし、懲役12年と資格停止10年を宣告した。 
 判決は来月11日に言い渡される。

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