客船オーナーの死体写真、海外SNSで拡散か？

旅客船セウォル号沈没事故への関与が取り沙汰せれ、逃亡していた事実上の客船オーナー兪炳彦（ユ・ビョンオン）容疑者が変死体となって発見された。

　国をあげての大捜索の末、生きたまま確保できなかったことで、韓国社会に動揺が広がる中、海外のSNSで死体写真が拡散していることがわかった。

　流出した写真は、兪容疑者の変死体が発見された順天（スンチョン）の梅畑で撮影されたもの。相当な範囲が腐敗した死体が、植え込みの上に横たわっている。

　警察関係者は「この写真が、捜査記録のひとつであったことが確認された」とし、「流出させた人物の特定を急いでいる」と明かした。

　捜査記録が世の中に出回ったことで、未熟な初動捜査にずさんな捜査まで加わり、検察と警察が捜査記録の管理を十分に行っていなかったという指摘が相次いでいる。さらに、警察は存在しない靴ブランドを挙げ、兪容疑者が着用していたと誤った発表を行っていた。

　ネットユーザーらは「死体写真が流出するなんて、あってはならない」「検察、警察は何をしているのか」「該当写真は本物の兪容疑者なのか？」などの反応を寄せている。