【ポルトアレグレ聯合ニュース】サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会は22日(日本時間23日)、1次リーグH組の第2戦が行われ、韓国はアルジェリアに2―4で敗れた。洪明甫(ホン・ミョンボ)韓国代表監督は試合後、「ベストを尽くしたが結果は良くなかった。結果的に戦力分析や対策を誤ったといえる」と話し、自らの失策だとした。
 H組はベルギーが勝ち点6で決勝トーナメント進出を決めた。アルジェリアが勝ち点3。韓国とロシアは初戦の引き分けによる勝ち点1で並ぶ。韓国が1次リーグを突破するには26日(日本時間27日)の最終戦でベルギーに勝利しなければならない。かつ、ロシア対アルジェリア戦の結果にも左右される。洪監督は「最後までベストを尽くす」と強い覚悟を示した。
 以下は一問一答。
――アルジェリアへの対策はどうだったか。戦力分析を誤ったのではないか。
「ベストを尽くしたが、結果はそうならず、結果的に誤ったということになる」
――戦術的な選択の失策ではないのか。前半の結果をみると。
「全体の結果は私の失策のためだ。前回の試合内容が悪くなく、続けていこうとした。一定の時点で選手交代をしようとした。結果的に前半の3失点が試合を決定付けた」
――アルジェリアを過小評価したのではないか。
「過小評価したことはない。間違いなく強敵とみていた」
――前半に2失点しアルジェリアに追い込まれた時点で、選手交代をすべきでなかったか。
「センターバックの守備が全くだめだった。守備陣が安定することばかり願っていた。攻撃陣を交代する時間の余裕はあった」
――前半のセンターバックにはがっかりした。DF出身としてどう評価するか。
「結果的には集中力不足だ。相手の攻撃を積極的に、機敏に防ぐことができなかった。試合はまだ残っている。選手らも早く回復し次の試合に備えなければならない」
――アルジェリアは個人技やドリブルが見事な選手が新たに大勢出た。それでも4失点は残念だ。
「全体的に組織的な守備がうまくいかなかった。韓国の選手の経験が足りなかった点もある。今のすべての状況は私の指示の結果だ。選手はベストを尽くした」
――前半に韓国のシュートが一つもなかった。なぜこうした結果になったか。前半にどのような攻撃を指示したか。
「チャンスをつくることに注力した。ゴール前のことは個人の能力による。攻撃面よりは守備で序盤に失点が多かった。攻撃陣に話をできる部分がなかった」
――決勝トーナメント進出の可能性はどの程度とみるか。ベルギー戦でスタメンの変化はあるか。
「最後までベストを尽くさなければならない。選手らがそうすると考えている」
――ベルギー戦で大勝利を収め、さらにほかの試合結果を見守らなければならない状況だが。
「早く選手を回復させて安定させ、最後の試合に備えなければならない」
――守備に組織的な問題があったと言ったが、改善策は。
「きょうは組織的に乱れた。相手の動きに対し韓国の選手の間で対話がなかった。MFと意思疎通がうまくいかずDFが負担を感じながら試合をした。この部分は良い経験となる。それでも(前半の)3失点は痛かった。この後、ベルギー戦への準備に総力を挙げる」
――ファンに対しては。
「応援に感謝する。結果は申し訳ない。最後までベストを尽くす」

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