選手らに作戦を指示する洪監督=(聯合ニュース)
選手らに作戦を指示する洪監督=(聯合ニュース)
【クイアバ聯合ニュース】サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会は17日(日本時間18日)、1次リーグH組の韓国がクイアバでロシアとの初戦に臨み、1―1で引き分けた。韓国代表を率いる洪明甫(ホン・ミョンボ)監督は試合終了後の記者会見で、「結果は残念だが、良い試合内容だったため、うつむく理由はない」と強調した。22日(日本時間23日午前4時)の第2戦、アルジェリア戦で韓国代表はさらに良くなると自信をのぞかせた。
 H組はベルギーが勝ち点3で首位、韓国とロシアが勝ち点1で2位に並んだ。アルジェリアは勝ち点0。韓国はアルジェリアかベルギーのどちらかに勝利しなければ決勝トーナメントに進めない。
 以下は洪監督の一問一答。
――試合の感想は。
「先制したが同点ゴールを許した。悔しい思いがある。しかし、W杯初戦としては立派だった。結果は残念だが、良い試合内容を見せることができたため、うつむく理由はない」
――準備した通り展開できたか。
「戦術的、体力的に準備したすべてを注いだ。選手が一瞬一瞬で鋭く良いプレーをした」
――ロシアの同点ゴールをどう考えるか。オフサイドではなかったか。
「あの状況がオフサイドだったかは分からない。韓国の守備によるもので、オフサイドではないと思った」
――李根鎬(イ・グンホ、尚州尚武)を投入する前にどんな話をしたか。
「相手のセンターバックのスピードが後半落ちるとみて、積極的にすきを狙えと話した」
――米マイアミでの合宿練習中に強調したサイド攻略より、センターとロングパスが多かった。意図したものか。後半に韓国が体力で押されていたようにも見えたが。
「相手が圧力をかけるスピードが速かったため、ボールを安全に後ろに送ってからつないでいこうとした。ボールを奪われればロシアの逆襲につながる。ロングパスは特に指示せず、きちんと回していくお決まりのプレーを多くした。洪正好(ホン・ジョンホ、独アウクスブルク)を使ってみたが、練習量が足りなかった。結果的には残念な点でもあった」
――ストライカーの朴主永(パク・ジュヨン、英ワトフォード)を交代させるのが早すぎたのではないか。
「(朴に代わった)李根鎬を投入する時間をもともとそのくらいとみていた。朴は前方で守備の役割をうまくこなした。あの時点で李を投入するのが良いと考えた」
――韓国の戦力が充実してきたと言っていたが、今どの程度か。
「初戦は本来一番大変だ。プレッシャーにもかかわらず選手たちが自分の役割を良く果たした。(守備は良かったため、今後は)相手を良く研究し、弱点を見つけて攻撃面でもうまくやっていく」
――これまでロシア戦だけを研究していたようだが、アルジェリアも把握しているか。
「アルジェリア戦に備える時間は十分だ」

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