【ソウル聯合ニュース】フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ4Kテレビをめぐり、サムスン電子とLG電子の市場での主導権争いがさらに激しくなりそうだ。
 業界によると、LG電子は早ければ7~9月期に65型と77型の曲面型4K有機ELテレビを発売する計画だ。有機ELテレビを追加することで4Kテレビのラインアップを大幅に強化することになる。
 これに伴い、世界のテレビ市場で1位と2位を占めるサムスン電子とLG電子の4Kテレビの画質競争はますます過熱しそうだ。
 サムスン電子は年初から55~105型の曲面型4Kテレビを相次いで発売するなど迅速に市場に対応し、4Kテレビ市場の主導権を握った。曲面型製品を前面に押し出し、競合社との差別化を図る攻撃的なマーケティング戦略が功を奏した形となった。
 米調査機関のディスプレイサーチによると、サムスン電子は1~3月期に4Kテレビの世界市場でシェア(売上高ベース)21.6%を獲得しトップに立った。
 一方、LG電子は2012年に84型の4Kテレビを最初に発売したが、消極的な市場対応でサムスン電子に主導権を奪われた。最近は普及型4Kテレビを発売するなど市場対応を強化し、1~3月期は世界市場で10.6%のシェアを獲得し4位に入った。
 こうした中での4K有機ELテレビ発売はLG電子にとって4Kテレビ市場での競争力向上につながると期待されている。また、サムスン電子が主導する同市場に少なからぬ影響を与えるとの見方が出ている。

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