【安山聯合ニュース】韓国南西部で起きた旅客船沈没事故で、修学旅行中に被害にあった高校の生徒の家族で構成される家族対策委員会は7日、安山市内で政府と国民向けの要請文を発表し、子供たちが同じ被害に遭わない安全な国を作るため、事故原因と救助作業の遅延に関して徹底した真相調査をするよう訴えた。
 同対策委は「検察の捜査内容を対策委に公開し、海洋警察や検察が回収した子供たちの携帯電話の捜査内容も公開してほしい」とした上で、「捜査が不十分、また疑惑があると判断した場合、あらゆる方法を用いて真相究明のための行動に突入する」と宣言した。また、すべての行方不明者が家族の元に戻れるよう、可能なすべての措置を取るように求めた。
 国民に対しては「共に心を痛め、泣いて下さった国民に心より感謝申し上げる。行方不明者の救助と徹底した真相究明を共に叫んでほしい」と伝えた。
 特別法の制定や国会聴聞会の開催要求については、「どれも決定したことではなく、事故に対する真相糾明のためにどの方法が最も良いのか悩んでいる」と説明した。
 遺族の集りだった同対策委は6日午後、全体会議を通じ、行方不明者家族や救助された生徒の家族を含む集りとして構成員を拡大した。
 要請文発表に先立ち同対策委は、行方不明者の救助作業中に死亡した潜水士に対し、「崇高な犠牲を永遠に忘れない」として哀悼の意を示した。 

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