【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は8日、韓国で相次いで見つかった北朝鮮製とみられる無人機について、攻撃機に活用されたとしても2~3キロ程度のトリニトロトルエン(TNT)爆薬を搭載できる程度で大規模な被害を及ぼす可能性は低いとの見方を示した。
 同部のキム・ミンソク報道官は同日の定例記者会見で「今回発見された北の小型無人機は軍事的にみて特に大きな意味があるわけではない」と話した。
 また、別の兵器に比べ脅威の程度は極めて低いと指摘。カメラを搭載し偵察しても一般の商用人工衛星で撮影した画像以上の情報を収集できるものではないと説明した。リアルタイムで画像を転送できる機能もないため、作戦に活用するには限界があるとした。
 北朝鮮製とみられる無人機に関連する韓米の協調について「米国側が偵察や探知機能を備えた装備を追加導入することもあり得る」として、協議の結果によっては米国の低高度レーダーが配備される可能性を示唆した。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0