野党ハンナラ党の朴槿恵（パク・クネ）前代表を襲撃した犯人に、懲役１１年が言い渡された。ソウル西部地裁は３日、統一地方選挙の応援演説中だった朴前代表を凶器で襲い傷を負わせ、殺人未遂などの容疑で逮捕、起訴されていた被告に対し、傷害および公職選挙法違反で懲役８年、恐喝未遂および公共物破損で懲役３年、合わせて懲役１１年を宣告した。殺人未遂の容疑については、殺意があったと認めるだけの証拠がないとして無罪とした。
　裁判部は量刑について、被告人は長期の受刑生活を経ても反省することなく、出所後の不満を吐き出し世間の注目を浴びようと犯行を計画、女性の顔面を刃物で切りつけるという行動は極めて悪らつで、傷害の程度も大変重いと述べた。

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