イ・ドンウクとイ・ダヘ
イ・ドンウクとイ・ダヘ
巨大ホテルの経営権をめぐる陰謀、常識知らずなところはあるが美しい相続人、心に傷を抱えた冷酷な支配人。

イ・ドンウク の最新ニュースまとめ

 MBCが来月、自信をもって披露する新週末ドラマ「ホテルキング」のベースとなる設定だ。

 作品に自然と視線が向けられるのは、検証された主演、助演たちがそろえられた点、そして2018年の冬季オリンピック開催地である平昌(ピョンチャン)の美しい風景が映し出す高品格なドラマであるためだ。

 27日午後、江原道(カンウォンド)平昌にあるアルペンシアリゾートコンベンションセンターで開かれたMBC特別企画ドラマ「ホテルキング」制作発表会で演出を手掛けたキム・デジンプロデューサーは「『ホテルキング」は結局、人々の関係と疎通に関するドラマ」と説明。

 彼は「江原道のアルペンシアリゾートが積極的に協力してくれて、”江原道のパワー”を感じながら撮影を行っている」と何度も強調した。

 この日の制作発表会は、MBC公式サイトとポータルサイトで生中継された。

 「ホテルキング」は、国内最高水準である7つ星ホテル「シエル」会長の突然の死でスタートする。

 ホテルの経営権をめぐって副会長イ・ジョング(イ・ドクファ)の計略が進むなか、幼少期に受けた心の傷に苦しむ総支配人チャ・ジェワン(イ・ドンウク)がホテル相続人アモネ(イ・ダヘ)に出会い、真の人間関係とは何かを学び、成長していく。

 イ・ドンウクは「善と悪を行き来するキャラクター」とし「前に出て行く役割より感情を制御しなければならず、演技が容易ではない。過去には愉快で明るい姿をお見せしてきたが、今回はそのような部分はなく、せりふも多くはない」と自身の役柄を紹介した。

 SBSドラマ「マイガール」以降、8年ぶりにイ・ドンウクと共演するイ・ダヘは「少々”ハチャメチャ”な人物を演じる。私がうまくこなせるキャラクターだと感じた」とし「イ・ドクファ先輩、イ・ヘスク先輩から学びながら演じることができて楽しい」と笑顔を見せた。

 今回の作品は、若い出演者たちと同じくらいベテラン俳優陣の比重が大きい。ホテル副会長を演じるイ・ドクファは代表的な悪役であり、”白髪魔女”ことホテルトレーニングマネジャーのキム・ヘスク(ペク・ミニョ役)がストーリー上、重要な役割を担う。

 イ・ドクファは「これまで演じてきた悪役はそこまで悪者ではなかったが、今回は本当にひどく悪い人に見えるだろう」と笑い、「私の中に悪役の血が流れているため、期待してほしい」と自信いっぱいの表情。また「年配の方々が楽しめる作品を作ることも奉仕なのではないだろうか。努力して良い演技を見せたい」と心境を語った。

 この日、ヘアスタイルを金髪に脱色して登場したキム・ヘスクは「”国民の母”ではない新たな姿をお見せしたかった」とし「作品の”切り札”のようなキャラクターに出会い、女優として期待が大きい。ウィッグを使おうか悩んだが、演技にのめり込むため自毛を脱色することを選択した」と並々ならぬ覚悟を見せた。

 キムプロデューサーは「現実的に7つ星ホテルが韓国にはないため、撮影などでは補完することになる」とし「良いカメラと某大な照明設備で撮影を行っているため時間はかかるが、そのおかげですばらしい映像が誕生した」と自信を見せた。

 彼は「イ・ダヘが風邪で体調を崩し、イ・ドンウクは急性腸炎で救急病院へ運ばれるなど、俳優たちもかなり苦労している」と過酷な撮影と作品に対する愛情をのぞかせた。

 一方、脚本を手掛けたチョ・ウンジョン作家は「人生の哀歓を描いた点は、これまでのホテルを扱った作品を似ているが、人間が成長していくという点では差があるようだ」と強調した。

 なお、ドラマ「ホテルキング」は来月5日、韓国で放送スタート。

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