【ソウル聯合ニュース】韓国国防部のキム・ミンソク報道官は24日の定例会見で、日本との軍事情報保護に関する了解覚書(MOU)の締結について、「環境づくりが極めて重要だ。まだそうした環境が整っていると判断していない」と述べ、従来の立場を再確認した。
 韓国と米国、日本の3カ国がMOU締結を検討しているとの報道に関しては、「北朝鮮の核実験、ミサイル発射などの脅威に対応するため、友邦国の間で軍事当局間の情報共有が必要なのは事実」と述べた。その上で、実務的にMOU締結を検討したことはあるものの、「現在は具体的に推進されていない」と明らかにした。
 一方、北朝鮮が旧ソ連製の地対地ロケット「フロッグ」とみられる短距離ロケット砲を相次いで発射していることについて、「フロッグは40年以上運用し、老朽化した。安い武器で武力示威ができる効果があるだろう」との考えを示した。ロケット砲を早朝や夜に発射しているのは「いつでも(韓国の)首都圏を攻撃できるというメッセージとみられる」と説明した。

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