このほど現地を訪れた釜山外国語大学の金文吉(キム・ムンギル)教授に、83歳の井上正人さんが長生炭鉱水没事故について記録した「長生炭鉱水没事件陳述」とする記録を手渡していた。金教授が1日に明らかにした。
井上さんは記録を通じ、長生炭鉱は海の真ん中にあったため極めて危険だったが、むりやり作業をさせたと振り返った。そして「当時作業を指導していた者として、犠牲者に謝罪の意を表したい」と述べるとともに許しを求めた。
井上さんによると、水没事故は石炭を掘り出す途中に坑道の天井が崩れ海水が流入したため発生した。犠牲者の中には韓国人労働者が多くいたという。
1942年2月3日に発生した長生炭鉱水没事故では、韓国人136人を含む強制徴用者183人が犠牲になったとされる。現在、「日帝強占下強制動員被害真相究明委員会」が本格的な真相解明に取り組んでいる。
Copyright 2006ⓒYONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0