ナムグン・ボンジャさん(左)と父親のナムグン・リョルさん=23日、金剛山(聨合ニュース)
ナムグン・ボンジャさん(左)と父親のナムグン・リョルさん=23日、金剛山(聨合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】朝鮮戦争などで韓国と北朝鮮で生き別れとなった南北離散家族の2回目の再会行事が23日午後から、北朝鮮南東部・金剛山のホテルで始まった。
 この日は北朝鮮側が選んだ88人と、その韓国側家族357人が約60年ぶりに再会を果たした。
 朝鮮戦争で生き別れとなった韓国のナムグン・ボンジャさん(61)は北朝鮮で暮らす父親のナムグン・リョルさん(87)と60年余りの時を経て再会した。父親の顔すら記憶していないボンジャさんは「戦争当時、行方不明になり亡くなったと思ったが、生きていてくれてありがとう」と父親に言葉をかけた。
 行事には米国やカナダなど海外から参加した家族もいて注目された。米国籍のキム・ギョンスクさん(81)は兄と再会し、カナダ・トロントに暮らすチェ・ジョンスさんは姉に会った。
 家族らは午後3時からの「団体再会」に参加。同7時からは韓国側主催の歓迎夕食会に出席する。24日は個別、団体再会、最終日の25日には別れの時間が設けられる。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0