31日午後7時35分ごろ、江原道楊口郡の東部前線で北朝鮮軍哨所から韓国軍の前方観測所(GOP)にに向かって2発の銃撃があり、韓国軍もこれに対し合計6発の射撃を行った。合同参謀本部関係者が明らかにしたところによると、北朝鮮軍の銃弾2発のうち1発は韓国軍GOP哨所のボイラー室壁面に当たったが、人命被害はなかった。
 北朝鮮軍の前方哨所(GP)と非武装地帯南側にある韓国側GOPは2キロメートルも離れていないといわれる。合同参謀本部関係者は、GOP警戒規則では北朝鮮が挑発した場合は韓国軍もただちに応じることになっていると説明した。ただ、前方地域では双方とも銃器を敵に向けているため、北朝鮮が韓国側GOPに向かって照準射撃を加えたかは正確に調査する必要があるとしている。

 北朝鮮との間の銃撃事件は、昨年10月28日に江原道高城軍の最前方GPで北朝鮮軍が韓国側に向かって夜光弾1発を発射、韓国軍が警告放送とともに射撃して以来のこと。

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