緊急対策会議を行う外交部=17日、ソウル(聨合ニュース)
緊急対策会議を行う外交部=17日、ソウル(聨合ニュース)
【ドバイ聯合ニュース】エジプト北東部シナイ半島のタバでの観光バスを狙った爆弾テロで死亡した韓国人は3人、負傷者は13人と確認された。

 韓国外交部の高官が17日(日本時間)、最新情報として明らかにした。負傷者の中に重傷者はいないようだ。
 在エジプト韓国大使館によると、この事件で韓国人3人とエジプト人運転手1人が死亡した。聯合ニュースの取材では、負傷者が現地の2か所の病院で応急手当てを受けていることが分かった。
 一方、韓国外交部は17日に発表した報道官名義の声明で、「憤怒と驚愕(きょうがく)を禁じえない」としながら、「強く糾弾する」と表明した。犠牲者と遺族に深い弔意を示した上で、可能な限り支援すると述べた。
 また、「わが政府はいかなる場合にもテロは正当化され得ず、反人倫的、反人道的な犯罪行為として必ず根絶すべきとの確固たる立場に基づき、テロ根絶に向けた国際社会の努力に積極的に賛同していく」と強調。事件の背後と原因が速やかに解明されるよう、エジプト政府をはじめ国際社会と積極的に協力する考えだ。
 現地メディアによると、イスラエルに近いタバで16日午後2時40分(現地時間)ごろ、約30人の韓国人観光客が乗っていた観光バスが爆発し、韓国人3人を含む4人が死亡、約20人が負傷した。 

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