会見する金仲秀総裁=13日、ソウル(聨合ニュース)
会見する金仲秀総裁=13日、ソウル(聨合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)の金仲秀(キム・ジュンス)総裁は13日、韓国がほかの新興経済圏と差別化はされたが国際金融市場で安全な投資先を指す「セーフヘブン(Safe heaven)」だと断定することは難しいとの見解を示した。政策金利を決める金融通貨委員会終了後の記者説明会で述べた。
 金総裁は「韓国が安全な投資先か」との質問に対し、「韓国がほかの新興国とさまざまな面で差別化されたと認識しているが全ての面で差別化されたと断定的に述べることは難しい」と答えた。
 米連邦準備制度理事会(FRB)が米議会に提出した報告書の中で、15カ国・地域の新興経済国のうち韓国が台湾とともに脆弱(ぜいじゃく)性が最も低い国だと評価されたことについては、「大丈夫だろうとうぬぼれてはいけない」と述べた。
 一方、韓国の政策金利が据え置かれたことについては「世界の金融状況が不安でも韓国経済は安定的だというシグナルを送ることであるため非常に重要な決定だ。金融は安定が最優先だ」と強調した。

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