韓国海洋水産部長官　李柱栄氏が内定＝前長官解任から6日

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵（パク・クンヘ）大統領は12日、空席となっていた海洋水産部長官に与党セヌリ党の李柱栄（イ・ジュヨン）国会議員の起用を内定した。
　前長官の尹珍淑（ユン・ジンスク）氏が全羅南道・麗水沖で起きた原油流出事故に関連して不適切な言動を行ったとして今月6日に解任されてから、わずか6日で後任が決定した。
　李氏は判事出身で、国会議員4期目。与党ハンナラ党（当時）の院内副総務、第1政策調整委員長、政策委員会副議長、慶尚南道政務副知事などを歴任し、現在はセヌリ党のシンクタンク、汝矣島研究院長を務める。
　青瓦台（大統領府）の閔庚旭（ミン・ギョンウク）報道官は記者会見で「早急に組織を安定させ海洋水産部の業務を継続する必要性から、空席という事態（の影響）を最小化するため努力した」と説明。李氏について「国政全般に関する理解の幅が広く、実力と人徳を兼ね備えた重鎮議員。同部の組織安定においても適任者」と強調した。