また、日本の歴代首相が村山談話を継承すると表明してきたとして、安倍晋三首相は第1次安倍内閣で談話の継承を表明したが、現在の第2次内閣発足後は「雑音」が混じっていると感じると指摘。それでも談話を誰も否定することはできないと重ねて強調した。
首相在任中の1995年8月15日に村山談話を発表した背景については、日本の将来のためにアジア諸国から信頼される国にならなければならず、敗戦50年を基点とする節目が必要だと考えたと説明した。
また、談話発表が全てではなく実践し一層信頼を得られるようにすることが重要だとして、今後も両国の友好に尽くすと強調した。
村山氏は夕食会に先立ち、国会議員会館で正義党の金霽南(キム・ジェナム)議員主催で開かれた「日本軍慰安婦被害ハルモニ(おばあさん)作品展示会」を訪れ、慰安婦被害者のカン・イルチュルさん、イ・オクソンさん、パク・オクソンさんと面会した。日本の元首相が慰安婦の被害女性と会うのは初めて。
被害女性らは「日本は謝罪して私たちに賠償しなければならない。私たちを他の国まで引っ張って行った」と話した。村山氏は通訳を通じて被害者の主張を聞いたがそれに対する返答はなかった。
女性らは面会後、2004年に死亡した慰安婦被害者のキム・スンドクさんが描いた「咲ききらなかった花」という絵を村山氏に贈った。
正義党関係者は「おばあさんらは短い面会を残念に思いながらも、温かく手を握ってくれた村山元首相に深い感謝の意を伝えてほしいと話した」と紹介した。
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