【ソウル聯合ニュース】韓国の金寛鎮(キム・グァンジン)国防部長官は10日行われた国会の外交・統一・安保分野の対政府質問で、日本の集団的自衛権の行使容認に向けた動きについて、「日本が決定する問題だと考える」と述べた。集団的自衛権行使が推進される可能性を問う野党統合進歩党の金在ヨン(キム・ジェヨン)議員の質問に答えた。金長官の発言は今後、議論を呼ぶと予想される。
 金長官は「集団的自衛権行使は日本自身の問題であるため、日本の平和憲法に符合しわれわれの域内平和と繁栄に寄与する方向で推進されるべきというのがわれわれの立場」と説明した。
 金長官の答弁に対し金議員は「日本の集団的自衛権に対し容認するニュアンスの答弁については責任を取らなければならない」と批判した。
 昨年8月に米軍の実施した合同演習「レッド・フラッグ・アラスカ」に韓国軍が日本の自衛隊と共に参加したことが日本の集団的自衛権行使を認めたと見なされる可能性があるとの指摘には、「集団的自衛権行使とは関係のない問題」と強調した。
 今後、日本が参加する合同演習に韓国が参加する計画についても「韓米日、オーストラリアなど他国と共に行う海上訓練も空中訓練もある」と説明。「例年通り計画された訓練であるため参加する予定だが、韓日間の訓練はない」と述べた。


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