LTE基盤のeMBMS(evolved Multimedia Broadcast and Multimedia Service)技術はKTを通じてサービスが提供される。
これまでは、同じ基地局にアクセスしたユーザー100人に放送番組を配信するためには同じデータを100回送信しなければならなかったが同技術を利用すればラジオのようにデータ送信が1回で済むため、大規模なコンサートやスポーツ競技などの生中継を行う地域ではネットワークの効率性を高めることができる。
サムスン電子とKTは昨年2月にスペイン・バルセロナで開催された携帯電話見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」で、同技術を披露したほか、商用化に向けて協力を続けてきた。サムスンは端末にeMBMS機能を搭載する一方、関連ソリューションを供給し、KTはサービスプラットフォームや応用プログラム(アプリケーション)を開発した。
同サービスは韓国で発売されたスマートフォン(多機能携帯電話)のうちサムスンの「ギャラクシーノート3」のユーザーのみが利用できる。ソウル市内の一部地域でサービスを開始し、4月以降は段階的に利用可能な端末と地域を拡大していく計画だ。
両社は同サービスの商用化拡大と世界市場進出に向けて共同マーケティングも展開する方針だ。
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