同委員会が互いに誹謗(ひぼう)中傷を中止するよう提案したことについては、「基本的に北朝鮮がわれわれを誹謗し、われわれが北朝鮮を誹謗することはない」と述べた。
国防部の関係者は「われわれが受け入れられない内容を提案している。提案に応じれば、離散家族再会も可能としているが、(軍事挑発の)大義名分を立てる意図とみられる」との考えを明らかにした。
北朝鮮軍も恒例の冬季軍事演習を行っているため、韓米合同演習の中止を求める主張には矛盾があるとの声もある。韓国軍合同参謀本部関係者は「北朝鮮は現在、連隊レベルの冬季演習を行っている。今後、師団レベルに拡大し、陸海空軍合同演習、上陸訓練、火力訓練なども実施する」と指摘した。また、「軍隊が訓練をしないわけにはいかない」とした上で、「(韓米合同演習は)恒例の演習のため、中止はできない」と強調した。
一方、韓国統一部関係者は北朝鮮の提案について、「南北関係ではなく、中国や米国にメッセージを送ったものと思う」と説明。「表面的には軍事演習の中止を要求したが、対外関係の改善を望むという意思を示したものとみられる」と述べた。
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