朴大統領は「来年は南北が分断されてから70年となる。韓国がもう一段階飛躍するためには南北間の対立と戦争脅威、核の脅威から抜け出し、朝鮮半島の統一時代を切り開くべきで、それに向けた準備に入らなければならない」と述べた。
統一時代を準備するにあたり、最も大きな障壁は北朝鮮の核問題と指摘。統一を妨げるだけではなく、世界平和を脅かす北朝鮮の核開発は決して放置できないと力説した。
北朝鮮に対しては、非核化に向け誠意ある姿勢を示すなら、南北と国際社会は朝鮮半島の実質的な平和はもちろん、北東アジアの共同繁栄に向けた意味ある取り組みができるとした。
昨年開催直前に中止となった離散家族再会事業にも触れ、今年の旧正月(1月31日)に実現できることを望むと述べた。事実上、統一部など関連当局に同事業再開の推進を指示したものと受け止められる。
大統領の会見は就任2年目を迎えるにあたり、国政運営の構想を国民に説明すること以外に、これまで指摘されてきた「コミュニケーション不足」のイメージを払拭(ふっしょく)する狙いもあるとみられる。
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