地裁は判決で「サムスン電子の商用特許3件のうち2件は進歩性が認められない。残り1件もアップルの先行発明と比較して構成要件を完備したとみなすことができないため、特許侵害ではない」との判断を示した。
サムスン電子は昨年3月、ショートメッセージサービス(SMS)と写真の表示、短文入力中の画面分割など自社の商用特許をアップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)4S」「iPhone5」とタブレット端末「iPad(アイパッド)2」が侵害したとして提訴していた。
サムスン電子がアップルを相手取り韓国で訴訟を起こすのはこれで2件目。アップルによる第3世代(3G)通信関連標準の特許侵害を訴えた訴訟では、ソウル中央地裁が昨年8月、アップルが特許を侵害したとの判断を示した。双方が上訴したが、控訴審の審理はまだ進められていない。
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