韓日の若手外交官のための交流プログラムに伴い、先月25日から韓国外交部に派遣されている日本外務省の鶴間健介さん(33)が2日、聯合ニュースの取材に応じた。最近、韓日間の溝が深まっていることについて、活発な人的交流こそ「薬になる」との考えを示した。
鶴間さんは東京外国語大で朝鮮語を専攻後、2005年から外務省北東アジア課で勤務している。韓国の延世大大学院で教育学を専攻し、ソウルの日本大使館で勤務した経験もある。
韓日関係については「今の状況が必ずしも理想的とは言い難いかもしれませんが、両国関係の長い歴史をみると、良いときも良くなかったときもあった。大きな流れでみれば発展を続けてきたとみることができるのではないでしょうか」と語った。
日本の集団的自衛権行使容認をめぐる議論など、両国間の敏感な問題については「(両国国民の間で)理解する部分に少し認識の差がある」とした上で、互いの国を訪れ、人々と交流して対話を重ねることが誤解を解消する一番良い方法だと述べた。
韓日の国交が正常化した1965年は1万人程度にすぎなかった人的交流が今では550万人に達するほど活発になったことは、両国の関係に肯定的な影響を与えるだろうとの見通しを示した。
鶴間さんの派遣期間は2週間。「日本と韓国は関係が深く、業務的にも面白い」と話す。生活もしやすいため実際に韓国に来てみたいと思っている同期も多いという。
両国の若手外交官交流プログラムは1998年10月の金大中(キム・デジュン)大統領の訪日を機に始まり2001年に中断したが、昨年から再開された。
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