黄海中部海域で新しい海洋動物が見つかった。国立水産科学院のイ・ウォンチャン研究官が25日、海洋水産部で開催された海洋生態界関連の報告会で明らかにした。イ研究官によると、2月と5月の2回にわたり黄海中部海域を調べた結果、未記録種219種と底生動物1種が発見された。
 未記録種とは、学者などが存在を確認しているが、動物分類体系には公式に登録されていない生物種を指す。イ研究官は、今回の調査で発見されたカイ脚類は、全く新しい種の動物プランクトンである可能性が高いと指摘、「分布の特異性から、韓国の海域のみに生息するようだ」と説明した。今後、学界などの確認作業を経て年内に最終報告するという。

 一方、海洋水産部は海洋生態界の保全戦略を立てるため、国立水産科学院や韓国海洋研究院、仁荷大学など6つの研究機関が参加する調査チームを立ち上げ、韓国海洋生態界に関する総合調査を2015年までに実施する方針だ。

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