【ヤースヌイ(ロシア南西部)聯合ニュース】韓国の科学技術衛星3号(STSAT3)が21日午後1時10分(日本時間午後4時10分)ごろ、ロシアのロケット発射場、ヤースヌイ宇宙基地から打ち上げられ、午後2時40分(日本時間午後5時40分)ごろ、北極に位置するノルウェー・スバールバルの地上局との初交信に成功した。打ち上げ管理団が発表した。交信の成功は衛星が正常に軌道に乗ったことを示すという。
 打ち上げの成功は午後7時10分(日本時間午後10時10分)ごろを予定する韓国・大田の衛星研究センター地上局との初交信で最終的に確認される。
 この交信に成功すれば、90日間の姿勢安定化と機能点検を経て、2年間にわたり上空600キロから初期宇宙の研究に向けたデータを転送する。これらの資料は朝鮮半島の海水温度分布調査、山火事や災害監視などにも役立てられる見通しだ。
 3号は2006年12月から開発が進められ、総額278億3600万ウォン(現在のレートで26億3000万円)が投じられた。ロケット以外は韓国の技術で開発された。

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