【ヤースヌイ(ロシア南西部)聯合ニュース】韓国の科学技術衛星3号(STSAT3)が最終点検を終え、ロシアのロケット発射場、ヤースヌイ宇宙基地から21日午後1時10分(日本時間同午後4時10分)に打ち上げられる。
 科学技術衛星3号は先月24日にヤースヌイ宇宙基地に到着し、機能点検やバッテリーの充電などを経てドニエプルロケットに搭載された。
 現地に派遣された韓国の技術スタッフによると、19日の打ち上げ最終リハーサルではロケット、衛星ともに問題は見つからなかったという。
 科学技術衛星3号は韓国の3番目の宇宙観測用衛星となる。科学技術衛星1号は2003年に打ち上げられ09年まで運用され、2号は韓国のロケット「羅老(ナロ)」の2度の打ち上げ失敗で軌道に投入できなかった。
 3号は06年から開発が進められ、総額278億3600万ウォン(現在のレートで26億3000万円)が投じられた。韓国で初めて開発された宇宙観測用赤外線カメラを搭載しており、打ち上げ後2年間、上空600キロで初期宇宙の研究に向けたデータを転送する。また、朝鮮半島の海水温度分布調査、山火事や災害監視などにも役立てられる見通しだ。

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