サムスン電子の液晶テレビが、米国と欧州、東南アジア、豪州でシェア17~40%と、ほかのグローバルブランドに2~10ポイントの差をつけトップに立っている。同社が市場調査会社のNPDやGfKなどの資料を引用し23日に明らかにした。
 サムスン電子は先月、米国のデジタルテレビ市場で販売台数ベースでシェア25.1%と、5月に続き2カ月連続首位をキープした。売上高ベースでもシェア25.5%を占め、初めて首位に立った。また、液晶テレビとプラズマテレビをあわせた薄型テレビ部門でも、先月は18.2%のシェアで2月から5カ月連続でトップを守った。

 欧州市場では、同社の液晶テレビは3月から4月に20.4%のシェアで、2位を5ポイント上回っていた。5月には英国で17.3%、フランスで25.1%、スペインで21.9%、ドイツで17.3%、イタリアで28.1%と、そろって首位だった。

 このほか、先月はシンガポールとタイ、マレーシア、インドネシア、ベトナム、フィリピンの東南アジア6カ国と豪州でも、シェア1位に浮上した。

 同社はこうした結果について、デザインと技術、マーケティングの3分野で競争力を強化したためと分析している。特に発売3カ月で60万台を売り上げた新製品「ボルドー」に対し、9月末には累積販売台数で100万台突破を予想するなど、市場をリードする売れ筋として期待をかける。

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