慶尚北道地方警察庁は23日、ポスコ本社建物を不法占拠し財産性の損失を追わせた疑い(建造物侵入、業務妨害、暴力など)で、浦項建設労組委員長をはじめとする組合員58人を拘束した。証拠隠滅と逃走の恐れがあると判断されたもの。
 警察によると、組合員らは13日午後に浦項市南区のポスコ本社を占拠、21日まで9日間にわたり立てこもり、ポスコ行政管理業務に支障を来たした上、12階建て建物の各事務室や器具などを破損させ財産性の喪失を負わせた。また警察は、21日にポスコ本社の現場から逃走した建設労組副委員長と事務部長ら幹部4人の行方を追っている。

 一方、全国民主労働組合総連盟など地域労働界はこれに対し反発、連盟慶尚北道支部関係者は「労組幹部の拘束令状発行は労組を無力化しようという措置」と主張している。

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