統一部の李鍾ソク(イ・ジョンソク)長官は23日、北朝鮮のミサイル発射に関し、米国に最も多くの失敗があったとの見方を明らかにした。同日放映されたSBSのテレビ番組で、韓国政府の主導的役割が限界に達しているのではないかとの意見に対し、中国と韓国の失敗を認めると同時に、国際社会のほかの国にも北朝鮮の説得は難しかったと述べた。
 政府当局者も同日、「2001年にブッシュ政権が発足してからミサイル交渉も行われていない。ミサイル発射を防げなかったのは米国の責任で、最大の政策失敗国は米国」との解釈を示している。プルトニウム問題などにも触れながら、米国が措置を取らずにいるのに韓国だけが非難されていると主張した。この発言は、先月初めに北朝鮮がヒル米国務次官補の平壌訪問を招請したのに対し、米国が応じなかった点を指したものと解釈される。

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 李長官はまた、韓米間には韓米同盟という戦略的利害関係があるため多くの部分では相違はないが、北朝鮮問題ではいくつかの点で異なるのも事実だと述べた。

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