低学年に「違法」英語教育　私立小の6割超＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国で小学1、2年生では禁じられている英語の授業を私立小学校の6割以上が違法に実施していることが分かった。
　教育部が13日までに公表した私立小学校の英語教育に関する調査で、全国の76校中約64%の49校で1、2年生を対象に英語教育を実施している実態が明らかになった。
　韓国の初・中等教育法上、小学1、2年生を対象にした英語教育を教育課程に組み入れることができない。3、4年生は2単位（1単位は週1時間）、5、6年生は3単位まで認められている。
　ソウルでは私立小学校40校のうち31校で1、2年生を対象に英語の授業を違法に行っていた。
　また、他の教科を英語で実施しているのは全国で19校、検定教科書ではない外国の教材で英語の授業を行っているのは52校に達した。韓国では検定または認定教科書以外の外国の教科書で英語を教えることは違法だ。
　教育部は2014年の新入生募集要項で規定の逸脱や英語教育を実施しているとの内容が含まれていないか点検するよう各地方自治体の教育庁に通達した。募集要項で不適切な内容が見つかった場合、是正命令を出し、関連規定に合わせて英語教育を実施するよう指導する計画だ。