野党ハンナラ党の李季振(イ・ゲジン)議員は21日、仁川市や仁川地域住民、経済団体などに書信を送り「仁川国際空港の名称を『仁川・世宗国際空港』に変更するため、改正法案の発議に向け準備している」と明らかにした。仁川国際空港に世宗大王の名前を併記すれば、国と地域のイメージを同時に高めることができるとの考え。
 李議員はまた、仁川の知名度が世界的に高まるほか、韓国の文化遺産である「ハングル」の文化的価値を世界中の人々に知らせる効果を生み出す戦略になると強調した。

 しかし、過去5年間にわたり使用してきた名称を変更する場合、混乱が生じる可能性が高いほか、多大な予算も必要となるため、仁川地域の市民団体などが強く反対しており、今後名称変更をめぐる激しい対立が予想される。

 一方、建設交通部が1992年に現在の仁川国際空港の名称を決定するため公募を募ったところ「世宗」が101件で最も多く、「仁川」は30件で8位だった。しかし地域住民の声を受け入れ、2000年に国際民間航空機関(ICAO)に「仁川国際空港」と登録した。

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