【ソウル聯合ニュース】ソウル市の中型タクシーの初乗り運賃が12日午前4時から値上がりし、2400ウォン(約217円)から3000ウォンになる。ソウル市と隣接する11都市に行く場合は適用されなかった市外割増料金も4年4か月ぶりに復活する。ソウル市は2日、このような内容のタクシー料金値上げ案を確定し、発表した。
距離による加算運賃も現行の144メートル当たり100ウォンから142メートル当たり100ウォンにとなり、時間制運賃はそのまま適用される。
大型タクシーの初乗り運賃は500ウォン値上げして5000ウォンとなった。時間・距離運賃は現行を維持する。
ソウル市は運賃値上げと共に乗車拒否タクシーに対する苦情を簡単に申告できるシステムも導入した。これまではナンバープレートにある地名、分類番号、ハングル、4桁の数字のすべて伝えなければならなかったが、今後は4桁の数字だけで苦情を申告できる。
 乗車拒否をしたタクシーの運転手はこれまでの罰金20万ウォンの他に順法・サービス教育を受けなければならない。教育時間は4時間から16~20時間に強化された。また江南駅、弘大入口駅、鍾路など乗車拒否が多い場所を中心に取り締まりを強化し、罰金の金額を上げることも検討している。
 乗客の有無を問わず、また運行中でなくてもタクシー内は全面禁煙となる。女性ドライバー保護などのため、タクシー内の監視カメラを年末まで全車両に設置し、運転席と後部座席の間に防護板を設置する案も推進される。「弾丸タクシー」と呼ばれる極端な速度違反をするタクシーを根絶する案として走行中に時速120キロを超えると警告音が鳴るシステムの導入も検討中だ。
朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は「市民に信頼されるタクシーになるように努力する」と話した。

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