東レ尖端素材は30日、報道資料で「熊津ケミカルとの相互補完的な事業構造を通じ、事業間で戦略的シナジー(相乗効果)を創出する企業として今後、持続的な投資と高付加価値製品の開発、事業間シナジー・力量統合を基盤とした新事業を推進していく」と明らかにした。
東レのグローバルネットワークを活用し、海外市場拡大と研究開発(R&D)分野での協力を通じグローバル総合化学素材企業としての同時成長を追求すると強調した。
併せて、安定的な雇用とこれまでの協力関係を土台に熊津ケミカルの安定的な経営を図っていくと説明した。
東レ尖端素材は熊津ケミカル買収にあたり、本入札で4300億ウォン(392億円)を提示し27日、優先交渉対象者に選定された。
東レ尖端素材は韓国大手合繊メーカー・セハンと東レの合弁会社として設立されたが、2008年に東レがセハンの株式を100%引き受け、完全子会社した。昨年の売上高は1兆3300億ウォン。
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