【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の人権改善と朝鮮半島の統一を目指す「韓半島の人権と統一のための弁護士の会」(韓弁)が結成される。
 「韓弁」は9日、ソウル市瑞草洞のソウル弁護士教育文化会館で10日に創立大会を開き、同会を公式スタートさせると発表した。
 「韓弁」初代常任代表には元ソウル地裁部長判事で、国家人権委員会人権委員兼北朝鮮人権特別委員長でもあった金泰勳(キム・テフン)弁護士が就任する。
 ソウル東部地検長を最後に検察職から退いた石東ヒョン(ソク・ドンヒョン)弁護士が共同代表として参加する。
 李勇雨(イ・ヨンウ)元大法官(最高裁判事に相当)、千ギ興(チョン・ギフン)元大韓弁護士協会長、金昇圭(キム・スンギュ)元国家情報院長、金鍾彬(キム・ジョンビン)元検察総長など法曹界の大物を含む約100人が創立発起人として参加する。
 「韓弁」は北朝鮮人権法の制定を目指し、国軍捕虜や拉致被害者、北朝鮮脱出住民(脱北者)、離散家族の問題など北朝鮮に関連した人権問題を解決するための活動に注力する方針だ。
 また朝鮮半島が統一される過程や統一後における朝鮮半島の法や制度的基盤作りのための活動にも重点を置く予定だ。
 「韓弁」の創立準備委員会は本格スタートに先立ち、4月、国会が北朝鮮人権法を制定しないのは憲法違反だとして憲法訴訟を起こした。

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