離任式を終えた梁建氏=26日、ソウル(聯合ニュース)
離任式を終えた梁建氏=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)は26日、梁建(ヤン・ゴン)監査院長が辞任した問題と関連し、「新政権は梁監査院長の任期を保障する意味で(政権発足時に)留任させたが、自らの決断で辞任したことを遺憾に思う」とする立場を表明した。李貞鉉(イ・ジョンヒョン)広報首席秘書官が会見で明らかにした。
 監査院は政治的中立と独立性が保障された憲法機関で、院長の任期は4年。梁氏は前政権で任命され、1年3か月の任期が残っていた。 
 突然の辞任に野党側は「政治的圧力、監査院の人事をめぐる対立などさまざまな疑惑が提起されている。青瓦台が国民の前で真実を詳しく明らかにすべき」と指摘していた。梁氏もまたこの日の離任式で「外部からの圧力を防ぐには力不足だった」と述べ、政治的状況に不満を示した。
 一部メディアは梁氏が監査委員の任命をめぐり、青瓦台と対立した末に辞任したと報じたが、政府関係者は「青瓦台は関係がない」と否定した。

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