【ソウル聯合ニュース】韓国で息子を結婚させる際の費用は、娘の結婚費用の3倍を超えることが分かった。主に男性が新居の費用を負担することが要因のようだ。
 韓国保健社会研究院が15日までに、2010~2012年に本人か子どもが結婚した既婚世帯(15~64歳)の結婚費用の実態調査報告書をまとめた。それによると、新婚夫婦1組あたりの結婚費用は男性が平均7545万6000ウォン(約662万円)となり、女性の5226万6000ウォンを上回った。当事者が負担する割合は、男性が38.6%(2915万3000ウォン)、女性が41.5%(2168万9000ウォン)だった。
 年齢別の平均費用は、30~34歳が7613万3000ウォンと最も多く、次いで35歳以上(6079万1000ウォン)、25~29歳(5053万5000ウォン)、24歳以下(2294万8000ウォン)の順だった。年度別には2012年が7750万ウォンで、2011年(5478万9000ウォン)と2010年(5044万8000ウォン)に比べ大幅に増えた。
 調査対象の世帯主との関係でみると、息子の結婚費用が1億735万ウォン、娘の費用が3539万9000ウォンだった。世帯主本人は8631万1000ウォン、配偶者は2901万4000ウォン。
 結婚費用のうち最も負担に感じる支出内容を尋ねたところ、新郎側は「新居費用」(81.8%)を挙げる人がほとんどだった。新婦側は「新居の家具や生活用品」(44.8%)のほか、「婚家への贈り物」(12.5%)、「新居費用」(12.4%)と回答した。

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