サムスン電子は14日、第2四半期に売上高は14兆1100億ウォン、営業利益は1兆4200億ウォン、純利益は1兆5100億ウォンを計上したと発表した。営業利益は前期の1兆6140億ウォンに比べ12.1%減少したが、1兆3000億ウォン未満との証券各社の見通しよりは良好な結果となった。売上高は同1.1%増加、純利益は19.9%減少した。
部門別にみると、半導体部門の売上高は4兆4200億ウォンと前四半期比2%増加したものの、営業利益は12.1%減の9800億ウォンだった。NANDフラッシュメモリ価格が下落したことが主因。また、情報通信部門は新製品の発売が遅れ、売上高が7%減の4兆2800億ウォン、営業利益は12.8%減少の4050億ウォンだった。液晶パネルも価格下落が響き、売上高は2兆8500億と6%増加しながらも営業利益は750億ウォンで30%の大幅減を記録した。
IRチーム長の朱尤湜(チュ・ウシク)専務は、主要製品の価格下落で各社が苦戦する中、差別化した競争力で市場の見通しを上回る営業利益を生み出したと評価した。第2四半期で主要製品の市況が安定し下半期には改善も予想されることから、業績も上向くものと期待している。
一方、サムスン電子は同日、ソニーとの合弁で忠清南道湯井に設立したS-LCDについて、両社がそれぞれ9000億ウォンを投じ第8世代のアモルファスTFT液晶パネルの製造ラインを建設するとの本契約を交わした。
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