浸水のため通行止めとなった東部幹線道路=12日、ソウル(聯合)
浸水のため通行止めとなった東部幹線道路=12日、ソウル(聯合)
200ミリ以上の集中豪雨に見舞われたソウル市内では12日、道路の冠水や住宅の浸水などの被害が相次いだ。未明から大雨が降り出したため道路や地下鉄の駅に雨水が流れ込むなどしたため交通も混乱した。
 ソウル市内では6カ所で道路が冠水し交通規制が敷かれたほか、地下鉄は午前8時40分ごろから浸水した一山線の鼎鉢山~大谷駅区間が運休し、通勤の足が大きく乱れた。午後になり良才川沿いの道路と南部循環道路の交通規制は解除されたものの、東部幹線道路、上岩地下車道、統一路などでは水が引かず規制が続いている。

 ソウル市施設管理公団は大雨で清渓川を訪れる市民の安全事故が発生する可能性があるとみて、午前3時から散策路の立ち入りを禁じた。清渓川は午前10時に上流で1.6メートル、下流では4.6メートルまで水位が上がり、散策路の標識や街灯の一部が水に浸かった。

 標高の低い江西区空港洞や禾谷洞などでは住宅80棟で地下室が浸水したり下水の逆流で浸水した。住宅の塀などが崩れる事故も発生したが人命被害はこれまでに報告されていない。

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