北朝鮮側団長の権虎雄(クォン・ホウン)内閣責任参事は、情勢の変化に左右されず南北共同宣言の履行に向け情勢を脅かす諸要因を取り除いていくことを提案した。さらに、朝鮮半島での戦争を防止し平和を保障するためには、南北共同宣言7周年目になる来年から外国との合同軍事演習を完全に中止すべきと主張した。合わせて、同胞愛や人道的な協力を一段と発展させようと主張し、コメ50万トンと軽工業原材料の支援を要請するとともに、秋夕(旧盆)を機に金剛山で離散家族の再会やテレビ面談を開催するよう提案した。
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同日の会議では北朝鮮側が軍優先政策を示す「先軍」をめぐり激しい論争が巻き起こった。北朝鮮側は「先軍」が韓国の安定を図っており、韓国の大衆が「先軍」のおかげで得していると主張したため。韓国側の李長官はこれに対し、「韓国の安全を手助けするのは北朝鮮がミサイル発射や核開発をしないことであり、北朝鮮がミサイルを発射すればその発射距離ほど南北関係も遠ざかる」と反論した。
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