両協議体は13日、中国・北京で会合した。張在彦(チャン・ジェオン)会長ら朝鮮宗教人協議会側は、これまでの南北首脳会談は政権末期に行われたが、今回の当局者会談は、新政権発足を機に早期に対話を進展させようという考えから北朝鮮が対話を呼びかけたものとした。しかし、それまでの状況が悪かったために韓国側がためらったようだと話したという。
ピョン事務総長によると、朝鮮宗教人協議会側と対話再開の方向に進むのが望ましいとの点で見解が一致した。「南北間対話をどのような形であれ続けようとする意向は確かという印象を受けた」と話した。
その一方で朝鮮宗教人協議会側は、南北当局者会談中止の原因となった首席代表のレベルに関し、北朝鮮側の人選を支持した。北朝鮮が首席代表に立てた祖国平和統一委員会の姜志英(カン・ジヨン)書記局長は、北朝鮮では直接の権限を持つ人物で、対話のテーブルに着けば良い結果をもたらすと期待されていたと言及したという。
この南北間の宗教協議体の会合は、7~10日にインドネシアで開かれたアジア宗教者平和会議(ACRP)執行委員会の会議がきっかけとなった。執行委員会は来年のACRP総会を南北共同で開催するよう促し、南北の宗教団体側も共同開催へ努力することで一致した。開催地としてはソウルや平壌、金剛山などが挙がっている。
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