11日午後に韓国入りした北朝鮮側代表団は、宿所となるホテルに到着後、統一部の李鍾ソク(イ・ジョンソク)長官主催による歓迎夕食会に出席し、公式日程をスタートした。
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李長官はあいさつで「地域情勢が不安定になっている中、南北関係も影響を受けている。困難な状況であるほど真摯(しんし)な対話を通じて打開策を設けていきたい」と強調した。
これに対し北朝鮮側代表の権虎雄(クォン・ホウン)内閣責任参事は「状況がどのように変わったとしても、軌道から脱線せずに南北共同宣言の道を最後まで進むべき。北側代表団は会談の成果的保障のため、すべての誠意と努力を尽くす」と述べた。
双方は12日午前の全体会議で基調発言を行い、本格的な会談を進めていく。状況によっては首席代表間の接触や、実務代表接触などを通じて協議を続ける。
韓国側は基調発言を通じ、北朝鮮のミサイル発射に対し強い遺憾の意を表明するとともに、6カ国協議への復帰を求める考えだ。また、コメ借款50万トンの提供と肥料10万トンの支援など、北朝鮮側から提案される可能性が高い経済協力案については、議論自体を留保する計画だ。
会談は13日に終了し、北朝鮮側代表は14日に帰国する予定だが、会談の経過によって日程も流動的になるとみられる。
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