歓談する李鍾ソク長官(右)と権虎雄内閣責任参事=11日、釜山(聯合)
歓談する李鍾ソク長官(右)と権虎雄内閣責任参事=11日、釜山(聯合)
釜山で開かれる第19回南北閣僚級会談に出席するため金海空港に到着した北朝鮮代表団は、ミサイル発射に伴う最近の緊張状況を反映するかのように一様に硬い表情を見せた。
 午後4時すぎに到着した高麗航空の特別機から降り立った権虎雄(クォン・ホウン)内閣責任参事の表情に笑みはなく、タラップの下で空港職員から花束を手渡される時や、出迎えた朴炳元(パク・ビョンウォン)財政経済部次官と握手する際も表情は変わらなかった。南北関係が冷え込んでいるときでも、空港では双方とも笑みを見せる場合が多かったことから、この日の雰囲気は会談の見通しがそれほど明るくないことを暗示しているとの見方もある。

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 南北の代表団は海雲台のホテルに移動し、統一部の李鍾ソク(イ・ジョンソク)長官が出迎えた。

 ホテルでの歓談で、李長官は台風の話題を持ち出し「台風により人命被害があった」と話すと、権責任参事は特に被害はなかったとしながらも「台風というものは北や南にだけ被害を与えるものではなく、北に被害もあれば南も被害がある」と南北共助を強調した。李長官は「天候のように情勢と状況が暗いこういう時に、南北が討論して対応していこう。南北の住民が熱望する平和安全についてよい話し合いがあることを望む」と答えた。

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