【清州聯合ニュース】韓国中部の忠清北道清州市に本社を置く自転車部品メーカー、MBIは27日に記者会見を開き、自転車変速機で世界1位のシェアを持つ日本のシマノを相手取り中国とオランダで約2兆ウォン(1796億円)台の損害賠償を求める特許訴訟を起こしたと明らかにした。
 MBIは特許侵害による損害賠償訴訟のほか、生産と輸入、販売の差し止めを求める仮処分申請も行ったという。
 MBI関係者は、シマノが昨年2月に米連邦高裁に起こした特許無効を求める訴訟でMBIが勝訴しており、今回の訴訟も勝算があると話している。
 MBIは、自社の特許を侵害されたとして特許無効を訴えるシマノと2009年から法廷で争っているが、欧州や日本、中国、米国など全ての地域で勝訴してきたという。
 MBI関係者は今後、韓国や日本、欧州、米国などでも今回と同様の訴訟を起こす計画だとした上で、「勝訴すれば、業界に反響が起こる」と述べた。
 MBIは2005年創立の中小企業。一般自転車、電気自転車、スクーターなどの変速装置の中核・基幹技術を持っており、世界22カ国・地域で特許登録をしている。シマノとの訴訟で世界的に注目を浴びている企業だ。

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