【清州聯合ニュース】韓国中部の忠清北道でマダニが媒介するウイルス性感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の感染が疑われる70代の男性患者が26日に死亡した。
 保健当局によると高熱などの症状のため治療を受けていた患者が死亡し、国立保健研究院に報告した。
 男性は忠清北道内の病院に入院したが症状が回復しなかったため、別の大学病院に移送された後、症状がさらに悪化し死亡したという。大学病院側はSFTSの感染による死亡か不明なため、精密検査が必要だとしている。
 これに先立ち22日には同道の忠州市に住む60代の女性が、白血球減少などSFTSの症状を見せたため国立保健院が疫学調査に着手した。
 先月30日から現在までにSFTS感染の疑いが報告された件数は31件に達する。
 韓国でのSFTSウイルスによる死者は、昨年8月に死亡した江原道の60代の女性と今月16日に済州で死亡した70代の男性の2人。

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