【ソウル聯合ニュース】野山に生息するマダニを介して感染する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染した事例が韓国で初めて確認された。疾病管理本部が21日、明らかにした。
 感染が確認されたのは16日に同症状の疑いで死亡した済州島在住の70代の男性。血液の分析結果、SFTSに感染したことが分かった。
 ほかにSFTSの疑いが申告された事例は4件あったが、いずれも感染していないことが判明した。
 SFTSに感染すると、高熱や下痢、嘔吐(おうと)など症状が現れる。潜伏期間は6~14日で致死率は10%を超えるが、有効なワクチンや治療法がないのが現状。日本ではこれまでに14人の感染者が確認され、山口県などで計8人が死亡している。

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