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政府当局者は9日「北朝鮮側が閣僚級会談に来ないことも政府は十分に勘案している」と明らかにした。この当局者は「我々が北朝鮮ミサイルと6カ国協議復帰問題を核心議題とすると明らかにしたため、あとは北朝鮮にかかっている」と言った。
当局者の言及はこの日の午後、イ・ジョンソク統一部長官主催で開かれた会談戦略会議に出席した直後に出たという点で注目される。この当局者は「12日の全体初会議基調演説を通じて我々は北朝鮮ミサイル発射問題を強く非難し、6カ国協議復帰を促す」とし「今回の会談でコメの提供や経済協力問題はあまり扱わないと思えばよい」と強調した。
また「一角では適当に北朝鮮を非難してもすぐ経済協力などを論議するのではないかといっているが、それは過去までの話」とし「今回の会談は違う」と述べた。当局者は「しかし我々が先に南北対話を絶つことはない」と付け加えた。
政府が北朝鮮の会談欠席問題を先に申し立てたのは異例的だ。7日、統一部は閣僚級会談を予定通り開催するという立場を明らかにした。また同じ日、政府高位当局者はブリーフィングで「南北対話中断は望ましくない」と北朝鮮との論議に意をもたせる立場だった。このために政府が週末、北朝鮮との会談準備過程で「会談欠席」の雰囲気を感知したのではないかという見方をする人もいる。ミサイル、6カ国協議を非難するという韓国側立場に対し、北朝鮮側には気に障る部分があっただろうという話だ。しかし当局者は「そんな内容はなかった。特別な状況展開を念頭に置いて欠席の可能性を申し立てたのではない」と言った。政府が北朝鮮の会談欠席時、受ける世論の非難を懸念して発言したのではという見方もある。ミサイル発射の兆しに楽観的展望をした上、のろまな対応をしたと叩かれた政府は会談強行を決めた。予定通り会談をすることにし、一部で批判されている状況だが、北朝鮮がこれを壊してしまうことになれば、政府が2度裏切られるという最悪の状況になることがあるからだ。
「南北閣僚級ミサイル会談」に対する期待や関心が大きくなると負担を感じたのではないかという分析もある。
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