【ソウル聯合ニュース】韓国系米国人のペ・ジュンホ氏が北朝鮮滞在中に当局に拘束され15年の労働教化刑が言い渡された事件について、北朝鮮外務省の報道官は5日、事件は政治的取り引きを目的にしたものではないと述べた。国営の朝鮮中央通信が報じた。
 同報道官は米国の一部メディアなどが今回の事件について、解放のための交渉を名目に米国と対話することが目的などと報じていることについて、「愚かな憶測だ」と否定した。
 また、「われわれは米国から誰も招くつもりはない」と主張。これまで米国人釈放のために米国の要人が訪朝しているが、これをけん制するような発言をした。
 中国で北朝鮮専門の旅行会社を経営していたペ氏は昨年11月に観光名目で北朝鮮に入国。北朝鮮当局に拘束され、今年4月30日に最高裁判決を受けたとされる。

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